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2024/05/15(Wed)20:55
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2006/08/27(Sun)12:43
どんな業界でも、シェアトップに君臨するメーカーが生産を停止すれば、混乱は起きる。アメリカのシェア9割、世界シェア6割の巨人となれば、なおさらだ。
サーフボードの本体部分を形作るポリウレタンフォームを40年以上も作ってきたクラークフォーム社が、訴えられたようだ。訴えたのは元従業員の家族マリアさん。夫のマーティンさんが10年以上同社の工場で働いていたが、肺や心臓に変調をきたし、36歳で亡くなったそうだ。ほかにも、体調不良を訴える人がいるらしい。
問題は、フォームの製造過程で扱う「TDI」(トリレンジイソシアネート)。これが発がん性があるらしい。同社は去年、突然工場を閉鎖して大騒ぎとなったが、その際には「カリフォルニアの環境法が厳しくなったから」というのが理由として語られていた。しかし、その後も圧倒的なシェアがあるにもかかわらず、工場を移転するわけでもなく、沈黙していた。おそらく、今回の訴訟を、また、その場合に敗訴の可能性が高いことを、ある程度予想していたのではないか。日本でいえば、東海村の臨界事故、アスベストの健康被害を想起させる。あまり良い引き際とは言えなさそうだ。
クラークフォームの君臨で、新素材の開発が進まなかったサーフボードだが、より浮力密度、強度の高い素材もビーチで見かけるようになった。ハードコアな乗り手は「◆☆の板なんて」とバカにする向きもあるが、懐古趣味に浸っている場合ではないのかも。
No.11|波乗り|Comment(4)|Trackback()
2006/08/28(Mon)23:54
No.2|by Atsushi|URL|Mail|Edit
2006/08/29(Tue)00:52
No.3|by なし|URL|Mail|Edit
2006/08/29(Tue)20:46
No.4|by yumi|URL|Mail|Edit
URL :
無題
2006/08/28(Mon)14:15
板もメリーゴーランドの馬もおそらくほぼ同じ工程。そして、見てないからわからないけど、草間やよいのカボチャも。
No.1|by yumi|
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