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日和見主義者のメモ帳


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2024/04/29(Mon)06:38

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何に、書くか 2

2006/12/06(Wed)22:15

 結局、いまだにmoleskineから離れられずにいる。次に進めない。先日、京都に行った時にシアトルから来たフォトグラファーに会った。情報交換しようとお互いにメモを取り出したら、見事にかぶっていて、2人とも苦笑した。取り扱い店が増えたから、今後そういう場面がもっと増えるかもな。

 ジャケットに収まる。ポケットがついている。台紙が固いので立ったままでもかける。紙が黄ばんで馴染んでくる。そういうのが好きなんだが、欠点は背表紙が裂けてくること。今回はじめて、上から下まで完全に裂けた。どうしようか考えて、とりあえずニチバンの製本テープを貼って修復。たくさんの色があったんだが、「空」色のテープを選んだら、昔の帳簿のような風情になってしまった。「当直日誌」みたいだ。黒にすればよかったか。

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No.33|文房具Comment(5)Trackback()

何で、書くか

2006/10/09(Mon)23:25

 ペンについて。

 写真は、普段持ち歩くことの多いペンたち。それなりに一長一短はあるものの、商売道具なのでそれなりに使えるものが残ってきたはずである。エレガンスの欠片もないが。

 一番左は、無印のボールペン(84円)。なくしたらファミマで補充できるのがありがたいが、それ以上の要素はない。粗い紙質のメモ帳だと、ペン先が少しだけ引っかかるような感触があるが、無印的な存在として割り切って、バンドエイドを常備しておく、みたいな感覚で使う。

 左から2本目のオレンジは、LAMYのTipo PL(1575円)。水性インクのボールペン。ノック式なので外での取材には重宝。Rhodiaの罫線にもはじかれないインクで、ペン先は太めだが、紙の上でインクが踊るようなことはほとんどない。手にも非常によくなじむ形で、バウハウス的だなあと感じる。価格、デザイン、使い勝手のバランスは最高。同社は、一度のノックで90ミリから120ミリに伸びるPicoで特許をとっている。小洒落た働き方が営めるようになったら試したい。

 右から3本目は、たぶん一番頻繁に使っている、言わずと知れたオレンジビックの青。80円という価格で、これだけ書きやすいペンを作ってしまう仏国に感謝したい。青のミディアムをこれまでに何本消費したかしれないが、10本以上自宅に常備。これからもずっと使う。

 ついでに一番右は、アメックスの景品(無料)の油性ボールペン。ちゃちだけど意外と使えるので、適当なことを言いつつ、同社から何本かもらって鞄にさしている。Rhodiaとの相性が特によい。

 日本の証券用も名品ではあるが、ポケットで安定しない。現時点では、"form follows function"という説得力により、LAMYに軍配。

No.24|文房具Comment(5)Trackback()

何に、書くか

2006/10/06(Fri)21:47

 媒体の話ではなくて、紙の話である。即物的になるが、自分の行動パターンに合ったメモ帳がほしい、というだけの話だ。

 何年も模索してきたが、最初に使ったのはB5版ノート。オフィスに大量に積まれていたから。しかし、鞄がない時に折り曲げてスーツのポケットに入れると、何か切羽詰まった感が醸成される気がして、やめた。

 続いてRhodia。これはよろしい。一枚ずつ千切って人に渡せるし、台紙もそこそこ硬いので、立ったままでもメモが取れる。問題は、一冊の中程になると、折り返すのが困難になり、結構な力で元に戻ろうとする。使い倒すと、書いてないページまで千切れそうになる破線の深さもマイナス。でも、最小サイズのものは何かと重宝するので、鞄に常備する。最近、Rhodia用の革カバーが売られているけど、あれは邪道だと思う。大げさだ。あくまで、脳の隅っこにある普段は不要なメモリーを一時的に移しておく、というくらいで使いたい。今の流行ぶりをみると、もうじきホストの兄ちゃんたちも使い始めるんじゃないかと、恐々とする。

 コクヨの最小版。どこまでも事務的なジャケットのデザイン。これでもやっぱり、デザイナーの方が携わっているんだろうか。コクヨのノートをデザインして生計を立てている方が。禅的な無を感じる。台紙が柔らかいのと、1ページ千切ると、反対側のページも外れてしまうので、失格。どこでも売ってるから、切らした時は便利なのだけど。

 Moleskine。種類が豊富で、オイルクロスのジャケットがよろしい。最終ページのポケットも好感。中でも、縦開きのレポーターノートは、最後の20ページくらいに破線がついていて、千切れる。時の検証を経た感じがする。ネックは価格。ポケットサイズのもので1冊1680円(アマゾンだと1610円)は高すぎる。月平均2冊はいくので、収支項目に「メモ帳代」が必要になる。

 伊東美咲がドラマで使ったことで、クオバディスが売れている。確かに、Rhodiaにカバーつける、みたいな背伸び感がないのはいい。ただ、筆者の場合、動きながら書いたり、一度に何ページも書き殴ったりするので、ちょっとソフトすぎる。あと、何冊も貯まってきたときに、存在感がありすぎる。沢山あると、何かの景品(それも参加賞の一つ上くらいのランク)みたいにみえる。

 ほかにもいろいろなメモ帳の間を行き来してきたが、目下のところ、Moleskineに落ち着いている。冊数が増えても整理しやすいのと、使い倒せるタフさ、ヤレた時の風合いが決め手だ。in case of loss, please return to...の下にあるas a reward $....の欄は空けている。だからどうだという話を長々と。

No.23|文房具Comment(6)Trackback()