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日和見主義者のメモ帳


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2024/04/29(Mon)06:43

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突然ですが、二ヶ月無職

2007/04/30(Mon)22:47

 久しぶりに書き込むことにしたのは、6月いっぱいで職を辞することにしたからです。辞めるとなると、すべてが早く進む。こちらとしては中期的に考えて計画してきたんだけど、所属組織に通告したら、3日後には休みに突入することに。情報の流出を考えると、当然のことではあるけど、早い。  8年間の勤務を終える日には、ある程度の感慨があるかと思ったが、そうでもなかった。タイミングとしては、自分ではベストだと思うし、悪くない仕事をさせてもらったので、もちろん不満に思う部分はあったけれど、どちらかと云えば感謝の念のほうが強い。お世話になった方々にありがとうございましたと云いたい。驚かせてすいません。  そういうわけで、2ヶ月は籍は残しつつ事実上は無職。次はどの街で暮らすことになるんだか。とりあえず、連休あけたらヨーロッパかな。
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No.38|諸々Comment(5)Trackback()

怒濤

2007/01/27(Sat)10:32

 年が明けて、いろいろ続いている。
 授産施設に通う中年男が歩道橋から男の子を投げ落として(過去に6回の事件を起こしている)、避難経路のないカラオケ屋が燃えて、関テレが「あるある」を捏造して。
 しかし、納豆食えば痩せると放送すれば、納豆が品切れになるなんて、どうにかしてる。そのままの食生活を続けるんだから、納豆の分だけ太るに決まっている。にがりばっかり食べたら、腹の調子はおかしくなるだろうし、寒天食えばやせるってのも、カロリーゼロの寒天で満腹感が出て他を食べなくなり、総カロリー量が減るだけじゃないの。テレビは見ない方だけど、「あるある」のロジックを調べたら、隙だらけ。データの取り方は統計学的におかしいし、比較実験にすらなってない。それなのに視聴者は気持ちよく踊る。もはや集団ヒステリーに近い。その様がむしろ実験みたいだ。
 写真は、芦屋のヨドコウ迎賓館にて。フランク・L・ライトの設計。バルコニーからの眺めは絶景。坂の上にあるので、歩くにはきついけど、「あるある」よりダイエット効果が期待できる。

No.37|諸々Comment(7)Trackback()

術後はなかなか

2006/12/13(Wed)23:13

 先月、お知恵を貸していただいた靴。無事に修理から戻ってきた。デパートのリペア工房に持って行くと「いい革つけるから18000円」と言われ、町中の修理屋に持ち込んだが、今度は「英国靴は修理できない」と。結局、英国のメーカーと関係のあるショップにお願いした。10000円。

 3年の使用で傷んだアッパーと、ぴかぴかのコバ部分がアンバランスだが、大切な部分を残して生まれ変わったようで悪い気はしない。むしろ、新しい靴を買うより心地よい。ソールの糸を外して、新しい革に張り替えて、踵に鋲を打ち直してと、まあよくやるもんだ。

No.34|諸々Comment(3)Trackback()

カクレハルキファン

2006/11/13(Mon)13:06



 「僕」の語る内向的世界観、というイメージだけで語られることが多いので、いい大人になってからは口にしないようにしていたが、バブルの頃からハルキの愛読者である。ノーベル賞候補にあがったことで「黒船」みたいに再評価熱が高まっている(?)のに乗じて、開き直ろうと思う。

 で、上記2冊を読んでいる。清水は、難解な評論ではなくて、震災や地下鉄サリン事件に遭遇することで、村上の作風や世界観がどう変わったかを軸に。翻訳者でもあるルービンは友人でもあるだけに、村上の伝記的要素も盛り込んでいて興味深い。陽子夫人についても言及した数少ない村上本。

 村上は作品の中で日本文学を殺した、との指摘にはっとした。鼠、羊男、レイコさんなど、複数の作品に姿を変えながら登場する彼らは、一体何なのか。めんどくさくて考えることを避けていたメタファーの霧が、ちょっとずつはれていく感じが心地よい。

 バックグラウンドを知ることで、改めて「物語」の力はすごいなと痛感。「事実」にしばしば拘束される身としては羨ましくもあり、恐ろしくもある。

No.30|諸々Comment(4)Trackback()