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日和見主義者のメモ帳


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2024/05/15(Wed)04:41

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Fiona

2006/10/12(Thu)23:21

 Fiona Appleのライブにご招待いただいたので、遠慮なく行ってきた。日本でもブレークした前作から7年くらい経つかと思うが、新作「Extraordinary Machine」でのツアー。赤いジャケットの前作とはかなり変わってた。


 歌い手というより、むしろ画家みたいな映像が頭に浮かんだ。無地の紙を音で埋めていく感じ。罫線もブロックもないから、何を使ってもいいし、何でも自由にかける。やりたい放題。DJを入れて高揚するパートではジャニスばりの唸りができるし、ピアノだけで歌えばサラ・ヴォーンみたいな雰囲気もあった。


 いろんな息の使い方ができる人で、電子音を入れても、トータルで出てくる音は全然機械的じゃない。そういう意味では、タイトル通り。ほんとに、挑戦的だ。ブルースに近いけど、そうでもない。Experimentalというのが一番ぴったりくるかと思うが、後半は目がいっちゃってて、どこかに入り込んだ吟遊詩人のようだった。


 曲の合間はほとんど無言。しゃべるのは苦手みたいだが、ジャンルのまたぎ具合が最高にクールだ。初期に、「市場が存在しない」といわれたまでのまたぎ具合。それがさらに加速して、潜在的な市場を発掘するかも。強烈なライブだった。幸運。
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No.25|現場にてComment(0)Trackback()

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