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日和見主義者のメモ帳


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2024/05/14(Tue)10:29

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無目的な旅

2006/11/28(Tue)17:15

 何をするでもなく三重県へ。大阪の都市部は冬とは思えない暖かさで、季節感を失いかけていたが、三重は寒くて安心した。祖母が海女さんをやっていて、子供の頃に少しだけ住んだことがあるのだけど、土地のことは何も知らない。大阪から車で3時間で行けるほど近いとも、知らなかった。三重と言われて浮かぶのは、白装束を着てびしょ濡れで海から上がってくる祖母の顔が険しくて、子供ながらに「見てはいけない場面」と認識していたことくらいだ。改めて地元の人に聞けば、素潜りで水深15メートルくらいの所に2分間くらいいるとか。あの頃はさすがにそこまで潜ってはいなかったろうけど、顔も険しくなるわな。昔はウェットスーツもなかったし。

 仕事の後に向かったので、到着は夜。1泊目のホテルの名物ブイヤベースには間に合わなかった腹いせに、2日目は海産物の路面店へ。ぼろい小屋でバーナーと網を使って、おばちゃんが貝を焼く。さざえ、いの貝、ほたてが美味。滋賀の雄琴から2日前に移住してきたという客のおばさんが、水槽の底から夏牡蠣を発見し、勢いで焼く。「中身死んでるかもしれんけどな」と言われ、気持ち悪かったが、冬場の牡蠣よりクリーム質が強く、悪くない。

 おかげ横町のミンチカツ、キュウリの昆布漬け、名前忘れたが老舗の薄皮饅頭、かつては水飴を出汁に入れていたという伊勢うどんなど、無目的な旅の行き着く所は、食べ物しかない。2泊目の旅館の女将の息子がサーファー。女将は玄関の花をいけながら「波の板ばっかり作って、どうしようもない」とぼやきながら、あられを日本茶に浸したやつを出してくれたので、また喰らう。昔懐かしいおばあちゃんの味。こんなに近いなら、来夏は伊勢か。
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No.32|あちこちComment(5)Trackback()

Comment

無題

2006/11/29(Wed)16:58

去年にベルギーでも日本の海女さんについてのドキュメンタリーが放送されてた! おばあさん達がみんな語尾に「ほんでな」「そやからな」と”な”を付けるのをきいて笑ってた。私みたい。それにしても、かなりの高齢までもぐるんやな、とびっくりしたわ。

No.1|by 修子|URLMailEdit

無題

2006/11/29(Wed)21:48

よいね、サライの世界
やはりショートではなく、長い波の板にしよう

No.2|by なし|URLMailEdit

無題

2006/11/30(Thu)00:59

水飴を出汁に!目からウロコ。今度やってみよう。

No.3|by NONAME|URLMailEdit

無題

2006/11/30(Thu)01:22

修子さん、海女さんは人材不足で、外国人の潜れる人を募集中らしい。スカウトしてくれていいよ。
なしさん、酒井さんが先週、長い板に乗ったらしい。そろそろ始めるべきでは?
nonameさん、醤油ベースでかなり濃いめ。出汁はかなり少なくて、かけうどんよりぶっかけうどんに近い。今は水飴はあまり入れないらしいけど。そして麺は太くて柔らかく茹でるみたい。

No.4|by Atsushi|URLMailEdit

無題

2006/12/03(Sun)22:23

「波の上で腕組み」に惹かれはじめる自分が。
まずはライフオンザロングボードでも見てみるか。

No.5|by なし|URLMailEdit

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